ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ マルサネ ルージュ レ・シェゾ2012【78点】
11月14日(月)
この日のワインは
ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ マルサネ ルージュ レ・シェゾ2013
であります。
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さて、今まで気ままにワインを楽しんでおりましたが、どうせ飲むんだったらもう少し体系的にワインを飲んでみようかな~という気が起こってきた今日この頃。
バルセロナとマドリードのサッカーがちがうように、セリエAとプレミアリーグのサッカーがちがうように、ヨーロッパと南米のサッカーがちがうように…
ワインにもそれぞれの個性があるわけで、ただ単に刹那的に美味い不味いといった尺度で飲むよりも、広く俯瞰した感覚で飲めばより楽しいんではないか、と思ってきたわけです。
ざっくり言えば、せっかく飲むんだったら「ちがい」を楽しみたいということですな。
というわけで、まず手始めにブルゴーニュ地域のワインを北から南へかけて順々に飲んでみて、土地ごとのちがいを楽しんで、あわよくばわかるようになってみようじゃないかというわけです。
今後飲んでいく予定としては
マルサネ ←今ココ
フィサン
ジュヴレイシャンベルタン
モレサンドニ
シャンポールミュジニー
ヴージョ
ヴォーヌロマネ
ニュイサンジョルジュ
and so on...
を希望しています。(がテキトーが顔つけて歩いているような人間ですので途中で辞める可能性もおおいにあります笑)
まぁもっと突き詰めていけば一級畑、特級畑のちがい、さらには造り手によるちがい等々色々切り口があるのでしょうが、インディにはそのようなものを用意する金銭的な余裕はなく(涙)、ワインの高騰が収まる気配がない昨今の時代情勢を考えれば、個人的にはその土地を代表するような造り手の村名クラスを楽しむのってところが良いところであります(ポイントは代表する造り手ってところ)。というか村名で充分贅沢であり、美味しいす。
一気に飲まずに「月イチのお楽しみ
」的に気長にやっていこうかなと思う次第、カネはなくてもヒマはある!というスタンスです(爆) 気長におつきあいしていただければ幸いです。
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今回のワインは、エノテカ新潟にて¥5,400で購入。店員のお姉さんいつもありがとうございます。
シャルロパンはブログ未記載ですが飲んだこがあって、めちゃめちゃ美味しかった印象があります。当時はジュヴレイシャンベルタンでした。
シャルロパンは今でこそジュヴレイシャンベルタンを拠点としていますが、その始まりはマルサネ村だったようです。そしてわたくしがワインにハマったきっかけとなった造り手、エマニュエル・ルジェと同様にアンリ・ジャイエに師事しています。
そういった意味で、このシリーズをはじめる最初の一本としてシャルロパンのマルサネが相応しいのではないかと思い、選んだわけです。
余談ながら、最後まで選ぼうか迷った造り手はブリュノ・クレールでした。いつかは飲みたいすね。
今回のワイン、格付け外ながら畑の名前はレジェシェゾ
村名、しかもマルサネというマイナーなモノでありながら抜栓しただけでほのかに良い香りが漂います。
見た目・注いでみると、色の濃さにまず驚きました。凝縮感があり綺麗な色です。
香り・ボリューム自体はほどほど。豊かとは言えないです。ただその内容は正真正銘のベリー。しかも見た目同様にかなりの凝縮感で、いわば濃縮還元的とも感じます。とても心地よい。
味・甘味が印象深いですな。タンニンも充分にあり、まだまだ熟成に期待が持てます。酸味は後味にシュッと登場するくらいであまり感じませんでした。2012と比較的若いながらも早飲みで残念ってことは全くありませんでした。
ベリー感と甘味以外は突出した何かがあるわけではなく中庸なワインですが、ともかく果実が凝縮した感じがパワフルでした。これはマルサネってよりもシャルロパンの特徴なのかも知れませんが。
非常に美味しゅうございました。これで¥5,000は納得です。
マルサネの特徴としては
・(北に位置している関係上)酸味が特徴的
・ジュヴレイシャンベルタンに近い
・フレッシュでありながら熟成に向く
等々挙げられるようですが、まぁこのワインからも何となくわかる気がしますね。
レストランでワインリストとにらめっこしながら、頑張ってジュヴレイシャンベルタンに背伸びするよりも、サクッとマルサネをチョイスできるようだとかっこいいな~なんて思ったところであります。
【78点】
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今日も読んでくれてありがとう!