【73点】ジャンテ・パンショ ブルゴーニュ ピノ・ファン2011

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8月2日(水)

 

今年も長岡花火が開催されております。

観客動員数100万人以上、打ち上げ数20,000発以上と、尋常でないスケールで開催される長岡を…いや、日本を代表する一大花火大会です。

 

ただ規模が大きいだけじゃないってのが長岡花火のキーポイント。

毎年華やかに繰り広げられる「長岡まつり」
その起源は、長岡の歴史に刻み込まれた、
最も痛ましい、あの夏の日に発しています。


今から72年前の昭和20年8月1日。
その夜、闇の空におびただしい数の黒い影
―B29大型爆撃機が来襲し、午後10時30分から1時間40分もの間にわたって市街地を爆撃。
旧市街地の8割が焼け野原と変貌し、
燃え盛る炎の中に1,486名の尊い命が失われました。

見渡す限りが悪夢のような惨状。
言い尽くしがたい悲しみと憤りに打ち震える人々。
そんな折、空襲から1年後の21年8月1日に開催されたのが、
長岡まつりの前身である「長岡復興祭」です。
この祭によって長岡市民は心を慰められ、
励まされ、固く手を取り合いながら、
不撓不屈の精神でまちの復興に臨んだのでした

長岡まつりに想いを込めて|「長岡花火」公式ウェブサイト 長岡花火財団より

 

復興への願いが込められているわけであります。

 

ワタクシは今年は残念ながら行けませんでしたが、昨年観に行った際

 

「戦時中は多くのいのちを奪い、人々を悲しませた炎が、今は形を変えて人々を勇気づけ感動をもたらしているなぁ」

 

なんて考えていたら、不意に涙が頬をつたいました(まじで)。

 

長岡花火で涙する人、多いみたいですね。

 

今日だけでなく、明日8/3も花火の内容を変えて開催されます。

 

感動したい人、泣きたい人は、ぜひ長岡まで足を運んでいただきたいところであります。

 

・・・

 

というわけで、そんな本日のワインは

 

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ジャンテ・パンショ ブルゴーニュ ピノ・ファン2011

 

であります。

 

飲んだのは昨日8月1日(火)。

この日は同業者との会議の後、新潟グランドホテルのビアガーデンで納涼会でした。

 

グランドホテルのビアガーデンは以前当ブログでも記事にしていますね。

 

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今年の様子はコチラ。

年々イスの数が増えているような気がするのは気のせいかしら??

 

写真でみるとガラガラですが、それは写真を撮った時間がオープン直後だったからで、その後あっという間に満席になりました。

ホテルスタッフに聞くと350席満席だったそうです。金土はもちろん平日もここ数日ずぅーっと満席なんだとか。すげぇなぁ…。

 

このブログらしくこの日の「アガリ」を考察すると、

 

¥6,000×350人=¥2,100,000

 

飲食店で1日の売上二百万ってかなり大きいすよね。

ビアガーデン行った以上、多く人が二次会、三次会と街にくり出すはずですので、新潟の繁華街活性化にも貢献されていますな。

 

んでんで、ビアガーデンの後ご多分に漏れず我々も二次会で古町に出陣。

場所は新潟最高峰のワインバーと言われている

 

winebar cork(ワインバーコルク)

 

でした。

 

そこで一本目に開けたのが今回のジャンテ・パンショのブルピノファンであったわけです。

 

ワタクシは今回はじめてcorkに連れていってもらったわけですが、スタイリッシュだけどもどこか落ち着いた雰囲気で居心地が良いお店でしたなぁ。

 

お店の記事ではないので、詳しくはレポートしませんが、とても良いお店でした。

お通しもイベリコ豚とか珍しい英国のチーズとかイチイチカッコいい笑

 

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2011と比較的若めで尚且6人で飲むからか、ソムリエのマスターがしっかりとデキャンタしてサーブしてくれました。

飲んでいて時間が経つほど味と香りが良い方に変化していったので、デキャンタは大正解だったなというところ。さすがですなぁ。

 

ワインの印象は

 

【総括】村名クラスと思うほど、香りと味に力強さがあります。樽の効かせ方が強いので、アメリカ人好みの仕上がりだな、という印象です。使用されているピノファンはピノ・ノワールの亜種で、小粒で果実味が強いのが特徴。糖度も高く長期熟成に向くので、DRC筆頭にブルゴーニュのグランヴァン各種に使われることが多いそうです(by マスター)。クローン亜種というと何となくネガティブなイメージ、まがい物感がありますが全然そんなことなく素晴らしいブドウだと思いました。

 

【香り】食べ頃の赤系ベリー。それに加えて樽がかなり効いています。広域ブルゴーニュクラスとしてはボリュームがかなりある方。

 

【見た目】照明状況から詳しい色味は判別できませんでしたが、ブルゴーニュとしては濃いめな感じだった気がします。

 

【お味】果実味がグッと迫ってくる。上品な甘味。苦味は控えめで口当たりがよい。アルコール感もほどよい。「繊細なだけではなく、また逆にただ濃いだけもないスタイルが、このドメーヌの特徴です。」と売り手はうたうがいい得て妙とはこの事。

グラスに注いだ直後はキリッとした酸味がありましたが、20分ほど時間が経つと酸味の角がとれました。

 

といった感じ。美味しいワインでございました。

 

その後もう一本ボルドー(ポムロール?)を空けてその日はフィニッシュ。

 

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写真はこれしかありません笑

ボトルがまわってきませんでした汗

 

お店をご紹介いただいた上、お会計まで持っていただいた仕事でもワインでも大先輩の皆様方には本当に感謝であります。

そういう人たちと飲んでいると勉強(ワインの購入方法等々)になる上に深い教養のあるお話を聞けて楽しいす。

 

ゴチになった身なのでおいくらのプライスだったのかはわかりませんが、何となく雰囲気でワイン一本あたり市販価格の倍くらい?+チャージ一人¥1,000くらい?な空気を感じました。この辺は想像の域。次回はソロでも行ってみたいところです。

 

今回のジャンテ・パンショは前々から気になっていた造り手でした。

実は先月ジュヴレの村名を購入してあったりします。


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若い上に全然安ワインじゃないので飲むタイミングはまだまだ先になりますが、今回は造り手のスタイルを知ることが出来たという意味でも、非常に有意義でした。広域ブルゴーニュでこれだと村名は期待できるぞ、こりゃ!

 

今回は「孤独の安ワイン」ならぬ、「みんなで高ワイン」でありましたが、たまにはこういうのもいいすね~。

 

【73点】

 

今日も読んでくれてありがとう!