【37点】深雪花 白
6月27日(火)
この日のワインは地元新潟が誇る岩の原ワイナリーの高級グレード、深雪花(みゆきばな)です。
以前深雪花の赤を飲んだことがありまして、結構好印象だったので白に対する期待度はかなり高かったのですが…正直イマイチでしたねぇ。。
岩の原葡萄園とは…
「日本のワインブドウの父」といわれる川上善兵衛が明治23年に新潟県上越市にブドウ園を設立したのが始まり。彼は気候風土に適したブドウを求めて品種改良に没頭、約1万種の品種交雑の中からマスカット・ベーリーAをはじめ22品種の優良品種を世に送り出した。また良質なワインを造るため、発酵温度コントロールや夏場のワイン熟成庫の温度管理に越後名物の雪を利用。冷却設備の無い時代にワイン熟成庫である「第二号石蔵」に雪室を併設、雪を保存し雪による冷却を実現させた。それから100年、岩の原葡萄園ではCO2の発生量を削減して環境負荷を軽減することを目的に雪室を復活させ、更に冷却機能だけでなく雪を直接利用したワインの熟成も行う。現在、明治27年建造の第一号石蔵は国の登録有形文化財、第二号石蔵は上越市の指定文化財となっている。
Vinica より引用
すべて国産ブドウを使用したれっきとした日本ワイン。
白ワインの代表品種であるシャルドネと、川上氏が開発したローズシオターで造られているそうです。
日本ワインという括りでは美味しい部類なのでしょうが、同じお金(¥2,000ほど)払うならニュージーランド、オーストラリアといったニューワールドはもちろん、フランス産の白も狙えると思うので、ちとコスパが悪い気がしましたねぇ。
造り手はきっと狙ってこういったマイルドでキレのある味わいを造り出しているのだと思いますが、非常にのっぺりしていて無表情。「繊細」と表現するにもさすがに物足りない印象です。
反面、色々な料理に合うポテンシャルは持っています。ただ、合うに留まり、引き立たせるというレベルまでは厳しいか。
もう一声、チャームポイントがほしい。
【香り】フレッシュでみずみずしいライチ。梨。
【見た目】限りなく透明に近いイエロー。
【お味】特徴が掴めない。酸味も甘味も微か。口当たりは良い。
【37点】
今日も読んでくれてありがとう!!