トマス・フォガティ ピノ・ノワール2012【58点】

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5月11日(水)

この日は仕事上ひとつのちいさな区切り、俗いう「一仕事終えた日」でした。

こういう日は節目ということで、メドック格付けシャトーとかブルゴーニュの優良生産者モノといった、イカついワインを景気よくポンっ開けたいものです。

ものなんですが!そんなこと私の切ない生活状況からいえば夢のまた夢(涙)!
ましてや今月はすでに、GWの飲み会でガッカリお酒に出費しています。

ここは贅沢はできないシチュエーションなわけです。

かといって、いつものように安ワイン飲んでも、なんか締まらない。

自由を求めて羽ばたきたい、けど先立つものも何もなく、何かを実行する力もない…
そんな理想と現実のギャップに悶々と悩む思春期のような日には、みんな大好きイオンにでも行って、イカついワインとまではいかずとも、ちょっと良さげなワインを見つけて飲みましょう!!

ということで購入したワインが今回のワイン

トマス・フォガティ ピノ・ノワール2012

です。¥3002(税込)なり。


著名な心臓外科医が

「ワインと健康」

に注目して立ち上げたワイナリーのものだそうです。

ワインといえば巷では、ポリフェノールがなんちゃらかんちゃらとか、リラックス効果がなんちゃらかんちゃらとか、いろいろ健康効果?が言われていますが、どうなんでしょうね。

インディ的にはそんなもん「売る側」の理論・都合で、あてにならん気がしています。
ワインはお酒。嗜好品であって飲みたいから飲むもん。健康に気を使うなら薬かサプリメントでも飲めばよろしいのではないでしょうか、と思っていたりします。

《酒は百薬の長、されど万病の元》by貝原益軒

美味しいお酒をほどほどに、がやはり良いのでしょうね。それがなかなか難しいんだけども。

…ってところで話を戻しましょう。

裏側のエチケットに簡単なワインの紹介があります。

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シルキーな口あたり、と表記されていますが全然シルキーとは思いませんでした。むしろ微発泡していて、開けてすぐはそのシュワシュワが気になって仕方がなかったです(抜栓翌日にシュワシュワは抜けました)。

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色はピノ・ノワールらしい赤紫。

香りは適度に熟した赤ベリー。樽由来なのかビターチョコレートのようなバニラのような、洋菓子のニュアンスも感じます。それでいて動物の汗くさい野性味もありました。

甘味は控えめで、キッとした酸味と仄かな苦味を感じます。熟したグレープフルーツジュースに砂糖を入れた感じかな。カリフォルニアでも冷涼な土地で栽培したブドウを使っているからこの酸味が出るのでしょうかねぇ。
アルコール感も中庸で、薄っぺらいワインではなく、しっかりとした骨格があるワインのように感じます。

おつまみで食べていたペコリーノロマーノとピッタリの相性でした!反面スティルトンとはイマイチだったかな。

てなことで、ちょっといいワインを…と思って買って、その日に開けましたが、まぁぶっちゃけ特別な味はしませんでした。

そりゃ¥3,000ですからな…。そんなもんですよね。

総じて言えば、誰かとワイワイガヤガヤしながら飲みたくなる、ちゃんとした味がするピノ・ノワール。といったところでしょうか。

もちろん不味いワケではないですし、美味しいことは美味しいんだけと、これならNZのピノ・ノワール飲むかな~と思ってしまう私でありました。

【58点】

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今日も読んでくれてありがとう!