ラシーヌ ルージュ2014【69点】

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4月25日(月)

世間様はGWまっただ中、なにやらざわついた空気を感じます。その空気に反してインディの連休の予定はほぼ真っ白で落ち着いているのもいいところです(涙)

この時分の米どころ・新潟は田んぼに水が入りはじめ、田打ちや代掻きで大活躍中のトラクターの勇姿を拝めます。

いや~最近のトラクターはとても大きいですな。近くで見ると

「象か!お前はアジア象か!いやちがう!ガンキャノンか!」

ってくらいの大きさ。それでいて屋根はもちろん冷暖房からオーディオまで完備しているのだからスゴいもんです。お値段1台¥7,000,000と聞いて2度目のびっくり。

わたし自身は農業従事者ではないのですが、周りの方々は農家が多かったりします。そういった方々の切実なお声を聞くと、この値段は気の毒でしかたないです。せめて米の価格がもう少し上がってくれれば…と思う次第であります。あの手間隙とコストで1俵(60kg)あたりの米価¥16,000ほどは安すぎるでしょ…。昔はその倍近い価格だったのに。 

国民一人あたりの米の年間消費量は60kgを少し切るあたり。安全で美味しい国産米を食べるのに年間¥16,000出しているところをみんなで頑張って¥20,000くらいにすれば、農業従事者の高齢化&後継者不足の課題に解決の糸口が見えて、ひいては日本の経済も少しはよくなるのでは…と、ぼんやりと思います。

・・・

というわけで今回のワインはコチラ

ラシーヌ ルージュ2014

10本¥10,800の中の一本(¥1,080/一本)。
単品だと¥1,600ほど。

テーブルワイン以上、AOCワイン以下のヴァン・ド・ペイ。
フランス的にはちょっと良いデイリーワインってトコなのでしょうか。

飲んでみると下手なAOC(金賞受賞的な)よりよっぽど美味しいです。めちゃフルーティーでフレッシュ。カベルネ・ソーヴィニヨン100%。
カベルネ・ソーヴィニヨンっていったらタンニン豊富で若飲みすると渋らっこいイメージ。重々しいダンディな(勝新太郎的な)印象がありましたが、それがよい意味で裏切られました笑 カベソーも造り方によってはこんなに若々しいジューシーなものになるのですな~。

ルビー色でサラサラとした外見。赤みが強く澄んでいます。
カベソーですが黒ベリーってよりも赤ベリーよりな香り。いちごとバニラを感じました。香りのボリュームもたっぷりです。
赤ベリーといったらある程度の酸味とセットのような気がしますが、このワインは酸味を抑えてあって甘味が強いです。タンニンとアルコールは控えめで穏やかな味がします。

このワイン、勝新太郎ではなく、なんとなく地下アイドルをイメージいたします笑
あまり知られていない、メジャーデビューもしていない、それでいて可愛く健気に頑張っているフレッシュなティーンエィジャー…的な。

特別な日、特別な料理、特別な人と、といった用途には向かないかもしれませんが、日々の生活の傍らにこういうワインがあったら毎日が楽しくなるんだろうな~と思ったのでした。


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【69点】

今日も読んでくれてありがとう!