シャトー・モンサン プリンセスロワイヤル ルージュ【52点】

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4月27日(水)

前回軽く書きましたが米沢で飲んだワインのレポート。

シャトー・モンサン プリンセスロワイヤル ルージュ

米沢の「沖正宗」という日本酒を造っている浜田株式会社が手掛けるワイン。
メーカー希望価格は¥1,591(お店で¥2,800)。

輸入ぶどうを使用している所謂「国産ワイン」であります。

すべて輸入ぶどうなのか、それとも一部国産ぶどうが使われているかはわかりませんでした。

お店で開けた瞬間は非常に香り高く味もよく、おっ!これはいい!と思いましたが、こういうワインはフレッシュさが大事のようでして時間が経つにつれてどんどん凡庸なワインになってしまいました。

一人でじっくり…よりも、大人数で水代わりの食中酒としてジャブジャブ飲んでしまうのが良いという印象。

見た目はボルドータイプの色ですが透明感が高くサラサラしています。

香りは開栓直後はボリューミーで熟したさくらんぼみたいでしたが、だんだんと薄ーいプラム、梅のようなものになります。ただ最初から最後まで木樽の香りはありました。製造過程で樽が使用されているかは謎ですが…汗

味の面では度数はそんなに高くないかなと。濃縮ぶどう果汁を米沢の美味しい水でうまく薄めて適度に加糖して(?)、食事の邪魔にならないようにサラサラ飲めるボディに仕上げておりますな(てきとー)。

まぁこんな風に書きましたが、輸入ぶどう使用したワインはやはりその製造方法に限界があるのか今回のワイン含めてイマイチ美味しい!と思ったことがないというのが本当のところ。


丹波ワインの時にもそうでしたが、なんかターミネーターみたいな感じがしてしまうのですよね。人間らしさがなくなっちゃている、みたいなね。あんまり味も香りもへったくれもない平面的なワインとでもいいましょうか。

ま、これはこれで飲みやすい仕上がりになるので悪いことばかりじゃなくて、好みと状況によってはよい点とも言えるのですがね。

要するに米沢でしか味わえない…わけではないワインなのかなと。それだとインディ的にはチト物足りないわけです。
そういう米沢のテロワールを求めるときは同じシャトーモンサンでもこれよりもっとグレードが上の製品になるのでしょうな。

ま、それでも米沢牛と合わせれば、肉の帝王米沢牛さまのお邪魔になることなく隣に静かに寄り添う控えめな侍従のように、それはそれで口のなかで絵になります。美味しくいただきました。

合わない料理がなさそうという意味では、土地のテロワールはなくても造り手の哲学は詰まったワイン、なのかもしれませんな~。

とうことで良くもなく悪くもなく、なワインでございました。

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コルクが凄く短い!

【52点】

今日も読んでくれてありがとう!