焼肉黄木@米沢【87点】


4月27日(水)

平日でしたが休みが合ったイタリーちゃんと米沢まで日帰り旅行に行ってきました。

合言葉は

米沢牛を喰らう!」

三大和牛(松阪牛、神戸牛、米沢牛〈一説には近江牛も〉)の一角を担うブランド牛とは、はたしてどのようなものか!を確かめに行ってきました。

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新潟から米沢まで車で二時間半から三時間くらいでしょうか。地図見るとすぐそこみたいな感じですが、意外にも遠いんですな~。

途中の小国の道の駅で昼食。







名物の高キビうどんと山菜のおひたし(あいこ&行者にんにく)を頂きました。

高キビうどん、ウマイ~!!

ソバのような色、みずみずしく食べごたえのある食感、味がしっかりした出汁、素晴らしいハーモニーでした。

かけ一杯¥600と結構いい値段ですが、まぁ場所と手間隙考えれば致し方なかろう…などと思うところでした。

そもそも高キビとは何かしら…

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米沢に到着後、車を米沢観光の中心地、上杉城史苑に停めて、そのすぐ横にある上杉博物館に向かいました。

何となく施設的な推しメンは

「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなけり」

上杉鷹山公な雰囲気がプンプンしていましたが、インディとしては米沢といえば上杉というよりも米沢30万石の直江兼続をイメージします。
さらに言えば直江兼続は「大河ドラマ 天地人」の妻夫木聡でもなければ、藤沢周平作『密謀』のクールな知将兼続でもなく、南原幹雄作『謀将直江兼続』の宿敵徳川へのリベンジと天下を虎視眈々と狙うアツい男というイメージがあります。(でも一番好きなのは『密謀』笑!)
南原作品では(史実でも!)その為に近江国友から鉄砲鍛治の技術を導入して米沢で鉄砲を作っていたと(たしか)記憶しています。そうした史実に基づいて上杉博物館では鉄砲をブッ放すゲームがあり、当時の鉄砲の重さや狙撃の困難さ(弾は真っ直ぐではなく放物線状に飛んでいくのでちょっと上目を狙わなくては当たらない)が体験できてめちゃ楽しかったです。


密謀 (上巻) (新潮文庫)

密謀 (上巻) (新潮文庫)

密謀 (下) (新潮文庫 (ふ-11-13))

密謀 (下) (新潮文庫 (ふ-11-13))

謀将 直江兼続〈上〉 (角川文庫)

謀将 直江兼続〈上〉 (角川文庫)

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見学を終えて外に出たら、4/29(金)~5/3(火)にかけて行われる「米沢上杉まつり」の準備で地元の高校生たちが催し物の練習をしていました。


上杉側と武田側に分かれて「エイエイオー!!」とたくましい声をあげる姿はまさしく川中島の戦い!勇ましい!ちょっと私らは早めに来てしまって本番を見れず残念でしたが、大成功を願っております!!

地元にこういうまつりがあるのは羨ましいですねぇ


んで博物館のお隣の上杉城史苑にておみやげをゲット!


写真は米沢のワインですが、ワインは買わず買ったのはふうき豆と米沢牛のサラミでした。

ワインは地元の色々な生産者、グレードが取り揃えてありました。¥1,000以下~¥6,000くらいまでだったかな。いかんせん保管状態がいまいちな感じを受けたのでここではあえて買いませんでした。

きっと地ワインを買う層の大半は保管状態なんて気にしないし、むしろ味も香りも細かいこと言わないのでこういう「見やすさ重視」の陳列で良いのかもしれません。しかしワインブロガーの端くれとして敢えて言わせてもらえば、せっかくの米沢ワインの本当の良さ、本当の味をより多くの方に知ってもらう為にはワインセラーほしいな~と思いました。

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そして今回のメインイベント!「米沢牛を喰らう!」を体現するお店、焼肉黄木(おうき)さんにやって参りました~(^^)


米沢牛には色々と食べ方があるようです。ステーキ、焼肉、しゃぶしゃぶ、すき焼きetc 

個人的には旨さたっぷりの赤身ならステーキ
霜降りのお肉ならすき焼きが所望だったりするのですが、今回は色々な部位を食べたかったので焼肉にしました。(結果これが大当り!)

今回の黄木さん、本業は90年以上続く老舗の米沢牛を扱うお肉屋さんです。その精肉店が直営で食べ方ちがいのレストランをやっていて、それらが一同に集まったのが「金剛閣」という米沢牛のテーマパークです笑!
ここに来ればステーキなら何階、焼肉なら何階と各フロアでちがう調理法の米沢牛をいただけます。選べる幸せ(⌒‐⌒)


一階の総合受付で非常に仰々しいお出迎えの後、これまた仰々しくセットされたテーブル席に案内されました。この辺から普通の焼肉屋とはチト違う雰囲気がプンプンであります。今日は特別なものを食べるのだぞ、という極めていい気分になります。

まず手始めにタン¥880

きっとこれは米沢牛ではない外国産なのでしょうが、それでもめちゃジューシーで美味しかったです!



サラダやナムルをはさんで(これらもそこいらの焼肉屋とはひと味もふた味もちがい、嬉しくなります。)

米沢牛6種盛合せ(2人盛)
(カルビ・イチボ・シンタマ・マクラ・ランプ・中落ち・ ナムル・サンチュ)¥3,680

それぞれ味と食感が違い、なに食べてもうまかった笑!
特にインディのイチオシはイチボですな。とろけますぞ~。

きれいなテーブルサイド。エプロンも用意されています。写真にはないですがタレが醤油ベースと塩ベースがありました
。テーブルに常に置きっぱでなく、しっかり冷やして保存してあったのも高ポイントです!



んで今回のワインは米沢ワイン

シャトー・モンサン プリンセスロワイヤル ルージュ¥2,800

をチョイス。やっぱり地のワインは気になります。余ったボトルはもちろん持ち帰り可。飲みきれなくても安心してグラス以外のワインもオーダーできますね。価格的にも実売¥1,800くらいのワインなので良心的だな~と思います。

ワインの価格を見ればその店の優しさがわかる。

という適当な名言を残してこのワインのレポートは後日記したいと思います。


肉焼いている写真って難しいんね~汗
うまそうに撮れてないけど、実物はこの100倍うまそうです。

受賞牛の赤身¥1,700

続いてレギュラーメニューにはない特別品!

ちょうど来店したときに受賞牛フェアを開催中でしたので注文。

「第29回米沢牛枝肉共励会にて、
受賞牛を落札いたしました。
自信をもって最高の美味しさをお届します!」

とのこと。ただですら驚異的にウマイ米沢牛のさらにウマイやつ。赤身なのに柔らかーくとろけました。うまいのにとける!衝撃の体験笑。
脂身もグッドですがアラサーにはこれくらいの肉の食感とミネラル感があった方が良いのです。素晴らしいです!

注文しなかった受賞牛カルビは¥1300くらいだったかな。カルビの方がリーズナブル。


本日の内臓6種盛合せ¥1,280

ハツとレバーとコプチャンくらいまではわかりましたが、あとの部位は特定できず(^_^;)
これは米沢牛の内臓ではないのでしょうが新鮮でクセもなく美味しかったです。

千本¥800

またまたグランドメニューにはない今月のおすすめ品。

もものお肉ということで、筋肉質で比較的あっさりしているがこちらも旨みが多い。


こんな感じで米沢牛を堪能いたしました。

ちなみにライスは¥200でおかわり自由でした。

はっきり言いましょう、なに食べても美味しかったです爆!
ここにハズレはきっとない!!

こんだけの満足感でワインを抜かせば一人あたり¥5,000を切るんですからコスパも最高でしょう。むしろ得した気分すら覚えます。

きっとステーキでしっかりとした米沢牛に出会おうと思ったら最低限¥7000くらいは覚悟しなきゃだろうし、今回と同等の満たされた気持ちになるには諭吉先生1名以上は軽く必要なのかなと思います。それを考えれば、ステーキもすき焼きも良いけど、色々と好きな部位を食べられる焼肉ってのもまた素晴らしいなと思った次第です。

米沢牛を喰らう!」

はこうして達成されたのでありました。

ちゃんちゃん

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ということで松阪牛、神戸牛と三大和牛として肩を並べる米沢牛、堪能させていただきました。

米沢牛、味はもちろん食感や香りもグッドなナイスガイでごさいました。いや~想像以上だったな~(((^^;)
お店のスペシャルな雰囲気、店員さんの優しさ一杯のサービス、こちらも申し分ありませんでした。

米沢に行く機会がありましたら焼肉黄木、オススメであります。

【87点】

今日も読んでくれてありがとう!