【72点】イエローテイル リースリング2015
7月3日(月)
7月になり、ついに梅雨本番に突入した感のある新潟。県内各地で大雨が降っております。インディ家近所の信濃川の水位を見るとかなり上がっていますねぇ。
ここまでエスカレートすると情緒溢れるしとしと雨の梅雨ってよりも、びびりのワタクシとしては命の危険を感じる自然災害一歩手前…と感じてしまう次第です。
昨夜から各地で避難情報が出され、お年寄りやからだの不自由な方は避難する準備を… 云々と情報を「出す側」は言っているようですが…「出された側」のお年寄りやからだの不自由な方はどうやってこの大雨のなか避難すればいいんでしょうね。前が見えないような暴風雨の中、まさかそういった方々に傘さして自宅から避難所へ移動せよと言っている訳ではないと信じたいのですが、どうなのでしょうねぇ。
何となく、避難情報は出していた→それでも被害にあったのは自己責任!といった「出す側」の都合の良い主張に利用されそうな気がしてならない、そんな雨の中のインディであります。
・・・
というわけで本日のワインは
イエローテイル リースリング2015
であります。
記事にはしていませんが、今まで何度かこちらの造り手であるイエローテイルのワインは飲んでいます。オーストラリアのワインメーカーであり非常にコストパフォーマンスに優れています。基本的に何選んでも大ハズレすることがありませんね。安心してチョイスすることができます。
日本でのインポーターはサッポロビール。こりゃ良いワインを選ばれましたなぁ。
今回のリースリングはかなりドライな造りになっております。
【香り】爽やかですがドイツ的な柑橘系というよりも甘い系の果物の香りがします。桃。ボリュームは控え目ですが必要充分。
【見た目】クリアイエロー。濁りはなくサラサラしています。ソーヴィニヨン・ブランと比べると黄色味がやや強いか。色からしてしっかりした主張のあるワインとの印象を受けます。
【お味】アルコール度数は低め。ドライな甘さが上品で印象に残ります。リースリングらしい酸味は控え目で口当たりが良いです。後味は完熟グレープフルーツ。温度が上がるにつれて甘味が前に出てきます。余韻は長く続きませんが、キレがよく爽やかです。
総じて美味しいワインでした。とびきりの感動は求められませんが、充分幸せになれる品質でした。
売り手は冷して飲むことを推奨しているよつです(8~10度)が、あまりキンキンに冷やすとこのワインらしいチャーミングな力強さが出てこないので、キンキンよりも少々常温に近づけた冷え具合が美味しいと思いました。やり過ぎて温いのはダメですが笑
【72点】
今日も読んでくれてありがとう!!
【76点】オイスターバーあじ蔵@鳥羽市
5月18日(木)
前の記事同様、5月に行った三重旅行の続きです。
三重といったら松阪牛だけじゃない!牡蛎もあるぜ!!ってことで地元のオイスターバー、あじ蔵に行きました。宿泊可能なレストラン、いわゆるオーベルジュってやつですな。今回は宿泊はせずにレストランだけ利用しました。
ここんちのディナーはアラカルトも用意してあるけども、基本は要予約のコースのみだそうです。お値段ズバリ¥5,400なり。これはオイスターバーというのか!?笑
ふらっと軽く訪れるにはちとハードルが高い感じですな。
そのハードルの高さのおかげで絶対数としてお客さんが少なく、しかもみなさん紳士淑女であったので優雅に食事ができました。ですので、プライス的には良いんだか悪いんだかですね。
お店の雰囲気はスタイリッシュ!素敵でした。
飲み物メニュー1
飲み物メニュー2
ホームページに載っている内容とほぼ同じだったのは素晴らしいすな。違うお店とか結構あるもんね。
牡蛎には白合わせる人多いと思いますが、白のリスト見るかぎり
アントル ドゥ メール “シャトー ムーラン ド ローネイ¥4,000
→ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン主体のハウスワイン的な位置づけ。さっぱりで何物にも合う。特にこだわりがなければこれを頼めば幸せになれる。
シャブリ ドメーヌ ジャン グレー エフィス¥5,500
→牡蛎とシャブリは鉄板!牡蛎とのマリアージュを楽しみたい方はこちら。しかもシャブリでは珍しい有機栽培生産者だそうです。
プィイ ロッシェ モノポール クロ デ ロック¥6,500
→シャブリと同じシャルドネ。しかしこちらはより南方の生産地であるプィイロシェのワイン。味が濃く風味豊かなことが想像できます。スモーキー感もあるとのことですので香ばしく焼いた系の魚介にピッタリではないでしょうか。04vということで熟成が進んでいることもポイント!
ムルソー クロ デュ ドメーヌ ドメーヌ ダルナ¥10,000
→こちらもシャルドネ、ブルゴーニュの銘醸地ムルソーのワイン。村名クラスの充実感。濃厚なソースを使った魚介料理。もしくは鶏肉や豚肉との相性が良さそう。
ってな感じでしょうかね。
テーブルセッティングもカッコイイです。
赤い布があるだけで雰囲気全然違ってきますね~。
お通し
詳細は忘れましたが、これだけで充分飲めました。
右上にちょこっと脚だけ写り込んでいるのは食前酒。
2品目は生岩牡蛎
一人2個でした。ひとつは地元産でもう一方は三重県内のブランド牡蛎(名前失念)。三重県における岩牡蛎養殖のパイオニアが育てた岩牡蛎だそうです。
お店の方は濃厚さが違う!と言っていましたがインディには違いがよくわからず笑
どちらも美味しかったです!
続いて焼き牡蛎。
こちらも一人2個。焼き牡蛎は真牡蛎でした。こちらも地元産。真牡蛎はオフシーズンかなと思っていましたがあるんですね~。さすが伊勢志摩の真牡蛎!美味しかったです。個人的には岩牡蛎よりこっちが良かったな。
この日は牡蛎づくしのコースということで、飲み物はシャブリにしました。
(重なりますが)シャブリ ドメーヌ ジャン グレー エフィス¥5,500。
詳細は失念してしまいましたが、美味しいシャブリでした。実売価格は¥3,500ほど?それを考慮してもナイスなプライス設定です!
ただ残念な点がふたつ!
まず出てくるのが遅い!一番最初に頼んだのに出てきたのは3品目の途中でした。生牡蛎とシャブリ合わせたかったのにぃ~(涙)
そしてグラスがなぜか熱い!温いではなく熱い!!食洗機かけてすぐだったのか、コンロの近くにあったのか詳細は不明ですが、さすがにこれはねぇよなぁ…と思いグラス交換してもらった2個目も同じく熱かったです。。
美味しいワインだったのに…残念な印象が強く残ってしまいます。。
今回はたまたま運が悪かっただけかも知れませんが、ワイン提供者にはプラスアルファのサービスは求めないけど、悪印象なサービスは何としてでも避けていただきたいもんですなぁ。
牡蛎のソテー
盛り方も秀逸。贅沢に牡蛎が使われています。これが一番好きだったかも。
牡蠣鍋。
美味しかったけども、火の通りが非常に悪く?卓上燃料かなり追加しました。
揚げ物
揚げたてさくさく。
牡蛎と魚と…なんだったっけかな…
もうこの辺でお腹いっぱいす
牡蛎ご飯、味噌汁と漬け物
文句なく美味しいけどもお腹いっぱい…しかしもちろん完食!
〆のデザート。パンナコッタとシュークリーム?だったかな?この辺から飲みすぎで記憶が…
あがりのコーヒー
やっぱ最後はコーヒー飲みたくなるよねっ
ご馳走さまでした~!
というボリュームたっぷりのコースでした。
1品1品のクオリティも高かったし、ワインとも良く合いました。シャブリ一本完飲。
これで二人で¥15,000くらいでした。
良かったんだけども…うーん、なんなんだろうこの少し残念な気持ちは…。
ワイン提供における落ち度?もさることながら、きっと「三重の牡蛎」に対する期待に対して、出されたものがその期待を大幅に上回らなかったことが原因なのかなと今振り返れば思います。
たとえば岩牡蛎だったらもっとデカくて美味しいのが新潟でも食べられるわけですし、美味しい牡蛎出すオイスターバーは全国各地多々あるのではないかと思うわけです。
せっかく名産地で食べるんだからもうひとつ突き抜けた何かが欲しかったところです。
まぁ伊勢志摩は岩牡蛎ってよりも真牡蛎がメインなので、この時期にそこに期待かけていったこっちが悪いっちゃ悪いんだけどもね。。
ってことで今回はちと厳しめで
【76点】
今日も読んでくれてありがとう!!
【77点】モンテス パープルエンジェル2014
6月29日(木)
結果はGKブラボの神がかったPKストップにより、チリが決勝進出をはたしました。
いやーチリ良いチームですなぁ。。小兵ながらひたむきに懸命にプレーする姿に感動しました。171cmしかないメデルがロナウドとかと競り合っている姿とか特胸アツ!!
サンチェスの華麗ながらも力強いゴールが見れなかったのは残念ですが、それは決勝に期待ってところでしょうか。
さぁ今夜はもうひとつの準決勝ドイツVSメキシコ。はたしてどちらが勝ち上がるでしょうか!今日もこれから寝て早起きします!!笑
・・・
といった本日のワインは、コンフェデを意識した訳ではないですが偶然にもチリのワインです。
モンテス パープルエンジェル2014
チリを代表する優良生産者モンテスのアイコン的なワインですね。
今月のエノテカハッピーワインに指定されています。
定価¥7,020のところ¥4,212でした。やっぱハッピーワインはかなりオトクですね。
今回のパープルエンジェルは自分から積極的に購入したわけではなく、ワイン好きの同業者であり、先輩のAさんから推されての購入でした。
Aさんと先日今月のハッピーワインついて語っていたときに、インディはスペシャルキュベのピノとソーヴィニヨン・ブランを購入予定だと伝えたところ…
「インディさんよぉ~、モンテス語るなら絶対にパープルエンジェルは外しちゃいけないぜ~。これから買うなら店にある分全部買っても良いくらいだ」
とアツいレクチャーをいただきました。
基本的に他人の言うことを素直に聞かない傍若無人なインディですが、何を隠そう私がワイン好きになったのはAさんからエマニュエル・ルジェのヴォーヌロマネを飲ませてもらってからですので、そういう偉大な先人の言うことは聞かない訳にはいかないのです。
というわけで急遽予定変更で、購入してきたのでした。ただし様子見で一本だけ笑
・・・
【香り】非常に複雑な香りがします。それでいて濃厚。キャラメルとインク、そして何よりもウエッティな刻みタバコを連想。樽も効いています。南米的なワイルドさよりも欧州的な奥ゆかしい印象ですね。香りのボリューム大。
【お味】粘度が高く、アルコールもかなり強めです。相当熟したブドウを使用していると想像できます。タンニンも強く口のなかがジュッと引き締まる感じがします。濃い飲み口ですが甘味、酸味は中庸。果実味よりもスパイシーで濃厚な方向性。ただし口当たりは悪くありません。
【見た目】濃黒紫。濁ってはいません。見た目からも粘度の高さが目につきます。
【総括】ちょっと他ではないような重厚なボトルが印象的。
開けてすぐの率直な感想は、飲み手を選ぶワインだなということ。
普段からアッパークラスなボルドーワインを飲んでいるような層には、「おっ!」というような感動があるのでしょうが、最近の私のように白ワインや日本酒、ピノ・ノワール、尚且つペラペラ安ワインが好みの層には少し飲みづらさを覚えると思います。
この複雑な出来ばえに価値を見いだせる層には間違いなくおすすめでしょう。
熟成ポテンシャルも高いそうですので、あと五年以上は寝かせてみたいと思いました。カルメネール、面白いですね!
開けてすぐよりも30分くらいしたほうが美味しくなりますし、一晩寝かせたものはさらに美味しいです。2014はまだまだ若いですね~。
Aさんご紹介ありがとうございました~!
店にある分全部はキツいけど、ストック用にもう一本買うか迷うなぁ。。笑
【77点】
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【37点】深雪花 白
6月27日(火)
この日のワインは地元新潟が誇る岩の原ワイナリーの高級グレード、深雪花(みゆきばな)です。
以前深雪花の赤を飲んだことがありまして、結構好印象だったので白に対する期待度はかなり高かったのですが…正直イマイチでしたねぇ。。
岩の原葡萄園とは…
「日本のワインブドウの父」といわれる川上善兵衛が明治23年に新潟県上越市にブドウ園を設立したのが始まり。彼は気候風土に適したブドウを求めて品種改良に没頭、約1万種の品種交雑の中からマスカット・ベーリーAをはじめ22品種の優良品種を世に送り出した。また良質なワインを造るため、発酵温度コントロールや夏場のワイン熟成庫の温度管理に越後名物の雪を利用。冷却設備の無い時代にワイン熟成庫である「第二号石蔵」に雪室を併設、雪を保存し雪による冷却を実現させた。それから100年、岩の原葡萄園ではCO2の発生量を削減して環境負荷を軽減することを目的に雪室を復活させ、更に冷却機能だけでなく雪を直接利用したワインの熟成も行う。現在、明治27年建造の第一号石蔵は国の登録有形文化財、第二号石蔵は上越市の指定文化財となっている。
Vinica より引用
すべて国産ブドウを使用したれっきとした日本ワイン。
白ワインの代表品種であるシャルドネと、川上氏が開発したローズシオターで造られているそうです。
日本ワインという括りでは美味しい部類なのでしょうが、同じお金(¥2,000ほど)払うならニュージーランド、オーストラリアといったニューワールドはもちろん、フランス産の白も狙えると思うので、ちとコスパが悪い気がしましたねぇ。
造り手はきっと狙ってこういったマイルドでキレのある味わいを造り出しているのだと思いますが、非常にのっぺりしていて無表情。「繊細」と表現するにもさすがに物足りない印象です。
反面、色々な料理に合うポテンシャルは持っています。ただ、合うに留まり、引き立たせるというレベルまでは厳しいか。
もう一声、チャームポイントがほしい。
【香り】フレッシュでみずみずしいライチ。梨。
【見た目】限りなく透明に近いイエロー。
【お味】特徴が掴めない。酸味も甘味も微か。口当たりは良い。
【37点】
今日も読んでくれてありがとう!!
【81点】一升びん本店@松阪市
5月17日(水)
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下書きしたものの、アップし忘れていた記事を発見したので1ヶ月以上経過してしまいましたが、載せます!
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以前から計画していた「長島、伊勢志摩旅行」に行ってきました。
GW も終わり、世間の皆様は一息ついている?時期だったようで、どこ行くにしてもそんなに混雑しておらず、ゆっくりと時間を有効に使えました。
5月半ばは気候も良く(雨もなく、暑くも寒くもない)、実は最高の行楽シーズンなのではないか!?と思ったところでした。
最初に行ったのはナガシマスパーランド。
絶叫マシーンが有名なところです。
緊急停止したと世間を騒がせた四次元コースター嵐にも乗りました。
スプラッシュ系もありました。
黄昏時もきれいですなぁ
インディさんは木製コースターが一番お気に入りでした。ガタガタ振動がすごい!
富士急的な無茶苦茶感はありませんでしたが、まったりした園内の空気のなか楽しめて結構好きなテーマパークでした。
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夕方までナガシマスパーランドを楽しんで、それから場所を移して夕食。
三重といえばなんと言っても松阪牛!ってことで今回チョイスしたのは松阪牛をお手頃に楽しめる有名店
一升びん本店
普通に食べるとウン万円もするであろう松阪牛をちょっと良い焼肉屋に行ったくらいのプライスで楽しめる焼肉屋さんです。
駐車場も広くて行きやすいのがベリーグッドですな。
お品書きはこんな感じ
とりあえずビアー¥594
まず焼き物は松阪牛切り落とし¥1,080をチョイス。切り落としでもサシがたっぷりです!
何より安い!他所じゃこんなプライスでは絶対松阪牛出てきませんよ~。
松阪牛上カルビ¥2,052
上カルビは脂のノリが秀逸なのはもちろん、口に入れた瞬間にトロけていく魔法の肉でした。
ただひとつ!残念な点…。塩orタレと味を選ぶ自由はお客にはなく、お店自慢の秘伝のタレ(甘め)が無慈悲にぶっかけられて出てくるのはちとね…
せっかくなら塩で肉の旨味を直に味わいたかったところです。
もちろん炭火焼きです。
お刺身もあります。この日はハツをいただきました。これももちろん松阪牛です。¥972。
新鮮で角が立っています。人間関係で角が立つのは良くないけども、刺身だと嬉しいす。
深酒するつもりはなかったけども、肉が美味しいので本格的にワインを飲むことにしました。
グラスワイン(¥756)をいちいち注文するのがめんどくさかったし、焼肉においてはタイミング悪く焼き上がりと共にグラスが空になっていたら致命的なので迷わずボトルで注文しました。
ワインリストはなく、店員さんに尋ねるとその日のボトルワインを教えてくれます。
この日は¥3,000~¥4,000くらいのゾーンで赤は2、3本あったかな?詳細は失念しました。チリのカベソー、フランスのメルロー、あとなんだったかな。。
インディはその中でもチリのカベソーを注文。
ロスヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨン¥3,240
1868年ジェームズ・ド・ロートシルト男爵が、競売にかけられていたシャトー・ラフィットを購入した。ヨーロッパの大都市に分かれて貴族・王室との取引により、一大金融帝国をつくり上げたロートシルト一族5兄弟の 「連帯の証」から、5本矢のロゴを使用。ワイン造りにおいては、「テロワールの表現」・「ピュアな果実味」・「バランス」をキーワードに、樽香や凝縮感が突出したワインではなく、ブドウの清冽な味わいを絶妙に表現した醸造を心がけており、ワインの長期育成に使用する樽は、自社の樽工房にて樽職人たちが製作している。現在は、ボルドーのみならず、チリ・アルゼンチン・ラングドック・中国でも事業を展開している。
Vinica より引用
というわけで、ラフィットがチリで作っているワインでございます。
実売価格¥1,500~¥2,000くらいの代物らしいのでやっぱりここのお店のお値付けは非常に好感がもてますね。
ラフィットのシグネーチャーが見られます。
グラスにそそぐとこんな感じ。
南米らしい濃い色をしていますが、濁りはありませんでした。
グラス自体のクオリティはご覧の通り。
とても上品なお味でした。冷えていたのもあってサラサラと飲めます。
ここからホルモンに突入。上ミノ¥972。
これは残念ながら松阪牛ではなさそうです。
けどとても美味しかったです。
続きまして松阪牛上ホルモン¥864。
期待していたよりも脂が少なかったかもしれません。マルチョウ、ショウチョウ的なプルンプルン感はありませんでした。
インディは飲んでいませんが、イタリーちゃんの頼んだテールスープ¥540。
タンのてっさってめずらしいですよね。
こっちが中ミノ?かな。¥918。
松阪牛赤身¥1,404。赤身でも普通のカルビ以上に脂のっています!これくらいでちょうど良いかも。
〆の焼き物は松阪牛焼きレバー¥864。
レバーは火の入れ方が難しいですね。
デザートのイチゴアイス。¥432。
イチゴまるまる凍らせたもので、食後のお口をさっぱりしてくれます。
これでしめてお値段¥15,220なり。
二人で焼肉と思うチトと高いけども、ボトル一本ワイン頼んだ上に松阪牛なことを考えると納得できますね。むしろかなりお得??
きっとまた松阪の焼肉いくことになったらここをチョイスするだろうな。
ご馳走さまでした!
【81点】
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【67点】吟醸 越乃梅里
6月25日(日)
この日は新鮮な佐渡産あじの刺身が手に入ったので、午後から特に予定もないことですし禁断の昼酒を決行。
贅沢にも半身が10枚=アジ5匹分のお刺身、¥350なり。めちゃ安くないすか!
自分で5匹捌いて洗い物する労力を考えると、それだけでも元がとれそうなプライスですな。
つーことで、刺身に合わせるなら日本酒でしょ!ってことで引っ張り出してきたのが
吟醸 越乃梅里
であります。
頂き物で、自宅の蔵(というとカッコいいが実際は階段下のデッドスペース)に保管してあった代物です。ちょっと前に冷蔵庫で冷してありました。ありがたやありがたや。
ここの酒造会社、もちろん新潟の酒蔵なんですが名前がDHC酒造というそうですな。
なんでも地元の「小黒酒造」が一昔前に大手メーカーのDHCに買収されたのだそうです。
まぁ何かと規制が多「そう」で、専門技術が必要「そう」な酒造業に参入するならば、新規にゼロから立ち上げるよりも、既存の企業をお買い上げした方が結果的に安くつき「そう」ですな。(すべてインディの根拠なしそうそうトーク)
キンキンに冷して飲んだわけですが率直な感想としては、これは水か!と思うほどの際立った淡麗辛口。
甘味が抑えられていて、良い意味でも悪い意味でも雑味がなく、サラサラと飲めます。典型的新潟地酒ですな。後味がスッキリしているのが特徴でアル添の影響か最後に僅かにピリッときます。控えめで主張しないトロピカルフルーツ香が奥ゆかしいです。
飲み疲れしない良いお酒ですね。
さて、一部の飲み手からは「新潟の酒は水みたいに薄くてイマイチ」という批判があるようなのですが、はたしてそう早急に言い切って良いのでしょうか。
インディが思うに食べものの美味しい新潟でまず第一に酒に求められるのは、どれだけ食事と合い、食材や調理法の良さを引き出すことができるか?というところ。
日本酒単体で際立ってうまい!濃い!っていうのも尊いことですが、オーセンテックに考えるとそれはある意味邪道なのでしょう。あくまでも王道はフードとのマリアージュであり、その繊細な酒の味わいのなかでもそれぞれの良さを感じ取ることができる感性が飲み手には求められるのだと思います。
現代社会の中で味の濃いもの、ケミカルな味わいに慣れていると、水みたいな新潟の酒は「薄くて不味い」と感じてしまうのかもしれません。しかしそれでは繊細さを尊ぶ日本の食文化の衰退は避けられないでしょう。
水みたいに薄い、それを早急に不味いとジャッジするのではなく、その奥に何があるのか?そこを見極めるのが飲み手の嗜み。造り手は何を大切にしているのか、狙いはなんなのか、そんなことを想像しながら飲むのが楽しいわけです。
っと講釈がチト過ぎましたが、美味しく楽しめたお酒でした。あじの刺身との相性もバッチリでした。
67点
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【71点】純米吟醸 八海山 しぼりたて原酒 越後で候(赤ラベル)
6月19日(月)
この日は地元のお気に入り寿司店「ことぶき寿司」のお持ち帰り寿司が晩御飯でした。
寿司ってことなら、そりゃ酒でしょ!(インディ的には「酒」=日本酒)というわけで日本酒を飲むことにしました。
それで今回選んだお酒は
でございます。
いわゆる「原酒」ですな。
アルコール度数17.5%ってことで、めちゃパワフル。
口に含んだ瞬間から濃厚でフルーティな味と香りが広がります。とてもリッチなお酒の印象。
熟したトロピカルフルーツにかぶりついているようなお味です。
これは間違いなくキンキンに冷した冷酒がベスト、もっと突っ込めばロックで飲むのもベターな酒ですね。
非常に美味しいお酒なのですが、残念ながらそれは単体で飲んだ時のお話…
残念ながらお寿司には合いませんでした。
何て言うんだろうか…お酒のパワーがありすぎで食べ物の風味も飛んじゃうし、反対に食べ物のせいでお酒のフレーバーも薄まっちゃって、お互いに良いとこなしの悲しい関係性になっちゃっていました。
うーむ…原酒ってのは食べ物とあわせるのが難しいですね~。
パッと思い浮かぶグッドな組合わせは蕎麦くらいかな。下手に合わせるなら塩舐めながらチョビチョビやりたいですな。
ってことで、単体で飲むならめちゃウマだけども料理とは合わせられないという、ローンウルフなお酒でござんした。
地元の酒だから気軽にこういうの飲めるんだけども、他の地域(東京とか)だとこういう酒って手に入るのかな?
ネット使えば何でも手に入るのだろうけども、やっぱこういった偏屈なお酒は酒屋さんであれこれ迷いながら手に入れたいところですよね。それが楽しみのひとつってかさぁ。
そういう意味では新潟に生まれて良かったなぁといえるところであります。
【71点】
今日も読んでくれてありがとう!!